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What's Quebec Yellow ?

* Quebec Yellow 材料編 *
  キューベックイエローって??

Quebec Yellowは
カナダ産ホワイトパインの『イギリスでの愛称』です。
別に黄色い訳ではないのですが、
ホワイトパインと呼ばれているものは他にもあるので、
差別化するためにイエローと呼ばれているようです。
一口にパイン材とってもまさに“ピンきり”でイギリスでは
このキューベックイエローが高級品の代名詞となっています。
ここ数年イギリスのパイン市場も、
中国製や東欧製の価格の安い大量生産品に押され、
廃業するメーカーも多く、メーカーの数も減っています。
そんな状況の中、高価なこのキューベックイエローを使用するメーカーは
激減しし、残りはほんの数社となってしましました。
イギリスへ通い、運よく昨年からこの内の有力なR社と取引が始まりました。
もうすでにお客様の手元に届いているものもあるかもしれませんが、
ハーベストの新商品の多くがこの
“Quebec Yellow”
という高品質のパイン材でつくられています。





* ポイント *

---長所---
◎反りにくく、縮みが少なく木材が非常に安定している。
パイン材の中でももっともヤニ分が少なく、
カナダではこのパイン材で建てられた200年以上前の建物が
今も多く残っています。
もちろん、このパイン材で作られた家具も長持ちします。
◎広幅のパイン材が使用でき、パイン材特有の木目を楽しめます。
集成材等の薄くスライスされた木材を合板したものでなく、
広い幅の板が使用でき、独特の木目や節目を楽しんでいただけます。

---短所---
◎塗装作業が難しい
塗料の吸い込みがよく、丁寧にサンディングし下地を作らないと、
塗りムラが大きく出るので、作業手間が余分にかかります。
しかし塗装された表面はピカピカ光らず、
重厚なオールドスタイルに仕上がります。
◎価格が高い
難敵、価格。年間生産量も減り、価格もうなぎ上りです。
材料だけの価格だと、ポピュラーなレッドパインのなんと2〜3倍!!




* Quebec Yellow -イギリス編-*

キューベックイエローでできた
家具を捜し求めるようになったのは3年前。
価格が高いこと、塗装が難しいということで、
当初、扱い量は極わずかでした。
しかし、パイン家具を扱えば扱うほど、パイン材のことを
知れば知るほどにイエローの魅力は大きなものになりました。
それまで取引していた、メーカーにお願いし、
特別にイエローを指定して注文を入れました。
しかしオーダーした家具の約100台分の材料は、ストックが
イギリス国内になく、日本へのコンテナ入荷が4ヶ月も遅れるという
大失敗も経験しました。
その後も新規メーカーも含め多くのメーカーと商談を行いましたが、
メーカー数が減っていること、
材料価格が上がっていることで商談は難航しました。
そうこうするうち、イギリスのメーカー間で弊社の話しが
あがるようになり、あるキャビネット専門メーカーのR社から、
イエローパインで作られた
キャビネット満載のカタログが送られてきました。
それから商談を重ね、彼らR社とのビジネスがスタートしました。
やっと何年もの「キューベックイエロー」への思いが実った瞬間でした。
R社はきちっとした設備と職人をかかえ、
キューベックイエローでコンテナ単位のオーダーを受けられる
生産能力を持った理想のメーカーです。
激減する高価な材料を使い続けること、そんなこだわりが彼らの人間性、
彼らの家具の至るところに見えます。


* Quebec Yellow -テーブル編-*

R社のキャビネットを入荷するごとに、
キューベックイエローへの熱は上がり続け、
どうしてもテーブルも作りたいと思うようになりました。
キャビネット専門のR社に、テーブルの製作もお願いしましたが、
長年、技術や設備がものを言うキャビネット専門でやてきた彼らには
いろいろな思いもあり、案の定丁寧に断られました。
他社にも再度あたりましたが、
「材料費の高い、テーブルを高価なキューベックイエローで
作るのは難しい。ましてやあなたがラインナップに
加えたいといっている40mm厚の天板のテーブル
なんて価格が高くなりすぎる。
5年前ならいざ知らず、
今のキューベックイエローの状況では無理です。」
キューベックイエロー専門メーカーにさえ、
口をそろえて断られました。知り合いの木材商にまでやんわりと
「Hiroそれはいくら頑張っても無理だよ」と諭されました。
何度も諦めようと思いましたが、どうしても諦められませんでした。
それほど私は「キューベックイエロー熱」にうなされました。
キャビネット専門のR社に駄目元で、
再度テーブル製作のお願いにイギリスに通いました。
そしてすでに始まっていたキャビネットの実績を認めてくれ、
やっとやっと、テーブル製作の承諾に漕ぎ着けました。
R社は他社には不可能と言われた40?厚の天板用にパイン材も
長年の太いパイプをもつカナダの製作所へ、
特別に製材もお願いし直接コンテナでイギリスへ 入れる
という大変な手配までしてくれました。