イギリスへ現地9日間の予定で出張してきました。
今回は商品の入荷が遅れ、
事態解消の為急きょの渡英となりました。
到着2日間メーカーに詰めたので無事に出荷のメドも
なんとか起ちました。やはりメールや電話のやり取りでは
あいまいになってしまうこともあります。
プロ同士が顔を突き合わせて、
直接話しをするとやはり物事は動くんです。
「フゥ~ッ~ わざわざ来て良かった」
オーダー数も多く、輸入のことですので
今日、明日というわけにはいきませんが、出荷にもう数週間、
それから海上輸送で1ヶ月、
手続きを済ませ11月にハーベストに入荷の予定です。
せっかく、高い費用をかけて来たので、
もちろんこのまま帰るわけにはいきません。
この機会を無駄にしないように、土日返上で恒例の
「新規メーカー、商品探し」の西へ東への大奔走。
イングランド地域の鉄道をカバーする、
乗り放題パス「ブリットレイルパス」を用意し
リーズ、ノッティンガム、ロンドンの三都市を拠点に
十数社を訪問しました。
大手や有名なところも以前にたくさん廻ったので、
今回はそれ以外の「優秀」なメーカーを探すこととなりました。
そこで、良いメーカーさんににめぐり会うことに・・。
あるホールセーラー(問屋)さんで一台のブックケースが目に止まり、
これを作ったメーカーを教えてくださいとお願いしました。
もちろん問屋さんにとっても、自分の大切なビジネスソースなので
教えることはできないと拒否されつつも(あたりまえですよネ)
しかしそこは粘り強く交渉し、幸運にも教えてもらうことができました。
そのメーカーの名前を聞いたときに「ハッ」としました。
その名は以前に何度か「good mannfacturers」だと
聞いたことがあり、2年ほど前にも探したのですが、
詳しい情報がなく、行くことができずにいた会社名です。
厚かましくも、問屋の方に詳しい連絡先を教えてもらい、
電話でアポイントまでとってもらい、後日訪問することになりました
私を出迎えてくれたのは、陽気なオーナーのLINDA(リンダ)。
「この人、以前にもあったことがあるなァ」と思い出してみると、
2年前の訪英の時、近くの違うメーカーさんでそこのボスと
賑やかに話していたのが彼女でした。
その明るい話し方と笑顔の印象が強く記憶に残っていたのです。
しばらくこちらの様子を話し、その後商品や工房の中を
案内してもらいました。
工房内ではスタッフがテキパキと忙しそうに動いていて、
活気のある雰囲気です。
それから街の中心にあるショールームを兼ねたショップへ
LINDAのランドローバーに同乗していると
その道中あっちこっちでクラクションで挨拶を交わし、
信号で止まると近くのショップから
「HI!LINDA」の声がかかる。「この人何モノ???」
着いたのは古い教会。LINDAは数年前にこの教会を買い取り、
改装しショップにしたとのこと。
「ヒロ、教会を買うときは皆に、あんなに古く汚い教会を
どうするのと言われたわ。
でも私、古いものが好きでそれを自分のイマジネーションで再生する
それがとても楽しいのよ」とLINDA
私はこんな話に引き込まれ「この人と一緒に仕事をしたい」
と思うようになりました。
それから2日間このメーカーに通い、製作担当のチーフ
イアンと図面やサンプルを使い、
打ち合わせを行い、コンテナ1本のオーダーをいれました。
同時に日本での独占販売権の契約も結びました。
これで今までお取引している、設備の整った大手メーカー、
それと今回のイギリスらしい手作りにこだわった中堅メーカー、
この2社のバラエティに富んだ品揃えで今後もニューアイテムを
増やしていけそうなので、さらなる進化が期待できそうです。
こちらの新規のメーカーの商品も11月入荷予定です。
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